ハーベストとは
出会いを通して若者の心の成長をサポートします
多様な生き方、働き方を知る機会を提供することで
社会の一員として主体的に学び行動する若者が育つ地域を実現します。
「主体性を持つ若者をいかに育てることができるか?」これが、ハーベストがまだ任意団体だったころからの命題です。
私たちは、出会いこそが若者の心を起動させると信じています。若者が触発される機会を教育現場に恒常的に組み込むことにより、社会を生き抜く力をもった若者を地域社会に生み出していくことが、私たちハーベストの使命です。
偶然の出会いが個人のキャリアのみならず地域の未来を創っていく…地域の一人一人の響き合いが元気な若者を育て、地域を面白く・楽しくしていく。私たちハーベストはそんな出会いに溢れた地域を皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。
ハーベストの事業
中学生や高校生を対象としたキャリア支援事業を行っています。
- キャリアセミナーやトークフォークダンス等を通じて、大人と若者の出会いの場をコーディネート。
ハーベストのあゆみ
ハーベスト、はじまりのストーリー
NPO法人ハーベストは、2007年「せんだい・みやぎオータムセミナー実行委員会」からスタートしました。
当時、常務理事の中山はシンクタンクの研究員として過疎地域の振興計画策定や教育現場の調査に携わっていましたが、このシンクタンクが解散することになり、予期せぬ「無職」に。そして県庁職員として中小企業支援や企業家支援にあたっていた代表理事の山崎に出会います。共通の問題意識は「地域社会・企業を支える担い手はどこから来るのか?どうすれば増えるのか?これからあるべき人づくりとは?」ということ。そんなとき、とあるきっかけで出会ったのが名古屋のNPO法人アスクネットの当時の代表理事 毛受芳高氏。アスクネットが実行委員会に参画している「愛知サマーセミナー」の事例を聞いた二人は、「人づくりとは?」の答えとして「これだ!」と直感します。
ハーベスト発足の原点、サマセミとの出会い
2014年で26回を数える通称「サマセミ」は、主に私学の父母・教師・生徒・NPO法人が中心となって運営する「誰でも先生、誰でも生徒、どこでも学校。教えたいことを教え、学び合いことを学ぶ<夢の学校>」をコンセプトに、今では3日間で2000講座が開講される地域市民と学校が結びついた市民参加型の一大イベントです。「学び」とは「新しい知識・生き方との出会い」であり本来楽しいもののはずということをイベント全体で体現している「サマセミ」は、二人にとって大きなショックであり、「人づくりとは?」という疑問への大きな解答でもありました。そうして当然のように「宮城でも、この夢の学校を実現させたい!」と考えます。特に、自身のキャリアと今後の生き方を模索し続けていた中山にとっては、これが大きなモチベーションとなったことは言うまでもありません。
仲間たちとの出会いが、人生を加速させる
同じころ、<大人のための交流部室>として「ファイブブリッジ」が五橋に開設されます(現 NPO法人ファイブブリッジ)。職業や組織の枠組みを超えた交流スペースとして開設されたファイブブリッジの周りには、一般社団法人ワカツク(前 (株)デュナミス)など、ハーベスト発足の立役者たちが顔をそろえていました。ファイブブリッジの仕掛け人である新聞社社員、インターンシップ運営業務を営む(株)デュナミス、賛同する県庁職員、広告会社社員、教育系会社社員、飲食店経営者、生鮮小売店店主、ウェブデザイナー、中小企業のコンサルタント、公認会計士、一般企業の会社員・・・・・さまざまな顔ぶれが足を運ぶファイブブリッジの開設をきっかけに、「サマセミを宮城で実現させよう!」という動きが発展、中山を実行委員長に、実行委員会が立ち上がります。「愛知の 1/10 の規模でいい。とにかくスタートすることが重要だ」という意思のもと、2007年、第一回の「せんだい・みやぎオータムセミナー」が開催されます。 集まったのは、100名のボランティア市民講師。このイベントに共感・賛同いただいた方々ばかりでした。
キャリアセミナーのスタート
オータムセミナーを実施したことで、公立高等学校での「車座講座」形式の社会人講話が実現します。現在の「キャリアセミナー」です。 実行委員会の関係者から宮城県鹿島台商業高等学校を紹介いただき、「高校で、ミニ・オータムセミナーのようなことができないか?」という話に発展しました。教育の現場でも、「生徒の主体性のスイッチをどう入れるか?天職にめぐりあうためには、さまざまな大人との出会いが必要だが、その出会いをどう生徒に提供するか?」が大きな課題となっていたのです。2004年から宮城県内の教職員にも認知され始めていた「キャリア教育」ですが、その具体的手法がまだまだ模索されている時期だったのです。 鹿島台商業高校でのキャリアセミナーは、市民講師14名。「生徒が、あんなに熱心に、目を輝かせて人の話を聴く姿を初めてみた!」という先生方の感想が印象的でした。そして、同年度内で、大河原商業高等学校と東北生活文化大学高等学校、計3校のキャリアセミナーが実施されることになるのです。
これからのハーベスト
「この取り組みは、やがて必ず宮城の若者育てにおいて大きな実を結ぶはず。そして、宮城の人育てにおいて、なくてはならないイベントとして認知されるはず」という信念をもって継続してきた「せんだい・みやぎオータムセミナー」は、2014年で第7回を迎えました。オータムセミナーがこれまで継続してこれたのは、大学生ボランティアの力が大きかったのも事実です。大学生がスタッフとして成長する様子を目の当たりにし、大人もまた彼らに学ぶのです。まさに、実行委員会自体が「学び合いの夢の学校」。彼らが卒業し、社会人になっていく姿を見送るのもハーベストの大きな楽しみでもあります。
オータムセミナーは、その年その年で規模や開催形式を変えながらも継続していきます。
そして、キャリアセミナーも年々開催校が増えています。2007年当時の高校1年生は、現在23歳。社会人です。これからが真価を問われる取組みであるとともに、キャリアセミナーの「効果」を具体的に「見える化」していくことも今後の大きな課題です。
8年間の間に、ハーベストも様々な出来事がありました。2009年には法人設立、代表理事には中山が就きました。昼間は会社員として働き夜はハーベストの活動というワークスタイルでしたが、2010年には専従に。2011年からは宮城県の緊急雇用事業を受託し、それに伴いスタッフも増え、事業規模も拡大しました。誰もやったことのない事業を一つずつ成し遂げ継続させていくのですから、いいことよりも、むしろ試練にぶつかることが多い現状です。
2014年、ハーベストの社会におけるミッションをより多くの人に知っていただき協力していただくこと、現場の運営の仕組みをより確固たるものにすることを目的に、組織も改革。代表理事に山崎が、常務理事に中山が新たに就任しました。
「キャリア教育を通じた大人と若者のの学び合い」をさまざまな形で実現し地域に根付かせていくために、ハーベストは新しい第一歩を踏み出したばかりです。
決算書
- 令和5年度決算書
- 令和4年度決算書
- 令和3年度決算書
- 令和2年度決算書
- 令和元年度決算書
- 平成30年度決算書
- 平成29年度決算書
- 平成28年度決算書
- 平成27年度決算書
- 平成26年度決算書
- 平成25年度決算書
- 平成24年度決算書
- 平成23年度決算書
- 平成22年度決算書
法人概要
法人名 | NPO法人ハーベスト |
設立年月日 | 2007年3月 活動開始 2009年8月20日法人設立 |
所在地 | 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2丁目10-33 第二日本オフィスビル7階 |
スタッフ数 | 4名 |
代表理事 | 山﨑 賢治 |
常務理事 | 庄司 和弘(庄司和弘経営コンサルティング事務所 代表) |
理事 | 水谷 修(八洲学園大学生涯学習課教授・元東北学院大学教授) 波多野 卓司(波多野コンサルティング事務所 代表) 福田 沙織(PhotoWin 代表) 小関 宏(有限会社北の一チェーン 専務取締役) |
監事 | 谷口 弘晃(中小企業診断士) |
事業内容 | 地域の学校・市民・企業・行政などと協力して、地域の将来を担う若者が育つ環境づくりを進める。主に高等学校におけるキャリア教育・進路指導等の支援事業等。 |
地図
〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2丁目10-33
第二日本オフィスビル7階
TEL. 022-395-4311
代表理事
山﨑 賢治
宮城・仙台が世界中から人を惹きつけてやまない場所にするには、活き活き自分の役割を見つけ追いかけることのできる人の存在が大前提。そのためには街を誰もが触発される機会に溢れた人生を学べる場にしなきゃ!!
常務理事
庄司 和弘
価値観が多様化している現在、子供たちの将来について「一元的な教育」の中で教えることが困難な時代となってきており、様々な生き方を五感を通じて「気づきをあたえること」が大切であると感じております。ハーベストの取り組みはそのような場をダイナミックに演出するとても有意義な取り組みであると思います。子供たちの夢と希望の未来づくりのために、理事としてその取組を支えていきたいと思います。
理事
水谷 修
八洲学園大学の教員で、専門は生涯学習論です。ハーベストの役割の一つである若者の自己形成・自分探しの支援に関心があります。また、スタッフとして参加・参画している学生にとって、ハーベストの活動は体験的な学習の機会になっていることから、今後も、学生とともに、この活動にかかわっていきたいと考えています。
理事
波多野 卓司
ハーベストのすばらしさは、生き方は多様だということを伝えていること。一番素敵なのは、『自分は失敗ばかりで、だから自分みたいな生き方、マネちゃいけないよ』 と言いながら、でもキラキラ輝いてる大人の姿。その姿だけで、社会という窓から、心地いい風が吹いてくるんじゃないでしょうか?そんな風を送りたいですね。
理事
福田 沙織
理由は言葉で説明できないけれど「この活動って大事だと思う!楽しいし!」と思って、まだ任意団体のころからボランティアスタッフとして関わってきたハーベスト。社会人スタッフや学生スタッフと、ケンカしたり泣いたり笑ったりの活動の中でたくさんの仲間ができました。衝突したり転んだりがあるからこその人生。大人になることは、実はとっても楽しいことだと若者に伝えていきたいと思い、この活動を続けています。
理事
小関 宏
国分町で居酒屋を経営しています。採用する側として、難しさや矛盾を感じることも多々あります。ただ当社のスタッフを見ると、仕事を続けるかは仕事内容や条件も確かにあるとは思いますが、先輩や上司など一緒に働く仲間によるところが大きいと思います。それだけに、情報としてではなく、生の声で仕事や働くことの大切さや魅力を伝えるハーベストの取り組みはありがたくもあり、必要なことだと思っています。
監事
谷口 弘晃
ハーベストの活動には、血の通った温かさがあります。中高生だけでなく、市民講師として参加する大人の中にも、中高生からの反応に刺激を受け、「明日からもっと頑張ろう」とさらに前向きになった方も多いのではないでしょうか。こうした貴重な出会いを継続して提供し続けるハーベストを、監事として支えてまいります。